『ストレイ・ドッグ』

主演：ニコール・キッドマン  セバスチャン・スタン　監督：カリン・サクマ　121min

だいぶ更新してなかった。ま、見たい映画が公開されないのもあるのですが。この間にも『テネット』2回目とアニメ『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』、話題の『鬼滅の刃　無限列車編』は見ています。ブログには書き込まなかったけど。

さて本作、日本では2020公開だがアメリカでは2018年製作となっています。ニコール・キッドマン主演なのにここまで公開が遅れたとなると、それほど話題にならなかったか、汚れ役のキッドマンを見たい人がいなかったか...

キッドマン初の刑事役なんですね。過去のシークエンス以外は、特殊メイクで老け顔で別人のように感じる。最初のシーンから事件が始まってストーリーを追っていくと思ったが、ここにつなげるんだ、と思った。主人公エリンの視点でストーリーが進み、過去の潜入捜査時の登場人物を追って行きながら、過去の銀行強盗仲間のシークエンスを見せつつ、不良娘とのシーンもあるので、ちょっと纏まりが綺麗ではなかった。刑事エリンがここまで単独行動できるのかとか、強盗脇役達が若い時と現在がハッキリ分からんとか、刑事仲間も出てくるが伏線的なものもないとか、娘を養っている男が誰とかとか（パンフレットみて元旦那と分かった）、ツッコミどころも沢山あるのだが、この手の映画は嫌いでないので、劇場まできて鑑賞してる。

（単館でスクリーンが小さい所でしかかかってないですが）

脇役で分かるのがウインターソルジャーと不良娘とその彼氏。

この作品は、全体的に乾いた感じのフィルムノワールです。『レザボア・ドックス』、『メメント』とかを思い出しました。