『地獄の黙示録 ファイナルカット』
主演:マーロン・ブランド / ロバート・デュヴァル / マーティン・シーン
監督:フランシス・フォード・コッポラ 182min
オリジナルは1979年公開、映画館で見ていない。2001年の特別完全版は劇場で見た。そして今回のファイナル・カット、劇場で見れるのは最後かな。IMAXにて鑑賞。
ストーリーは1960年代末、ベトナム戦争中、アメリカ陸軍のウィラード大尉(マーティン・シーン)が、軍上層部から軍規を無視してカンボジアのジャングル奥地で、自らの王国を築いているカーツ大佐(マーロン・ブランド)を暗殺を命じられ、4人の部下と、ジャングルを流れる川を哨戒艇でさかのぼっていく。
映画を見てなくても、ワーグナー の「ワルキューレの騎行」をかけながらヘリコプターがベトナムの村落を攻撃していく描写は知っている人は多いのではないでしょうか。
物語上この村の襲撃シーンはサーフィンがしたいが為に行うのです。その指揮官を演じているのが、ロバート・デュヴァルことビル・キルゴア中佐です。戦争は人間を狂わせるのを観客に見せる為のシーンですね。
今ならCG合成でやる事だろうが、当時はそんな技術はないので、実際のヘリ十数機使って撮影している。また今なら叩かれるのは間違いないが、ジャングルを実際に焼き払っている。
見て頂ければ分かるが、かなりお金がかかっている。実際に監督が破産寸前に陥ったというドキュメンタリー映画『ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録 』もあります。これを見ると過酷な現場であったのが確認できますよ。
今回改めて見て、フランスのコミュニティーのシーンがこんなに長かったかなと感じた。
劇場での上映は今回が最後かもしれないので、興味のある人はどうぞ。今の世代はラストは?と感じるかなぁ